
ハンドリングによって選定
スクリューフィーダ | 振動フィーダ | シャッター弁 | |
---|---|---|---|
原料を壊さず送る | △ | ◎ | ○ |
外部への粉塵漏れ | ○ | △ | △ |
清掃のやりやすさ | ○ | ○ | △ |
ブリッジ発生の心配 | ○ | ○ | × |
対応可能な種類 | ○ | △ | × |
原料替えの簡便さ | ○ | ○ | △ |
機械コスト | ○ | × | △ |
粉体充填機の機種選定基準に、機械のハンドリングが考えられます。
用途は同じでも、各機種とも少しずつメリット・デメリットが異なります。
使用する環境や条件によって、最適な機種を選定します。
原料を壊さずに供給したい場合には、振動式のように送り媒体がないものが
適しています。スクリューだと、原料によっては細かく潰してしまう恐れがあります。
ハウジング径に対しスクリュー径を小さくすることである程度の対応は可能ですが、
この場合には、振動フィーダがより適しているといえるでしょう。
粉体につきものの粉塵問題ですが、特にスクリューフィーダに関しては、
ハウジングの密閉度が高いため漏れはほぼ発生しません。
(接合部にパッキン等が必要な場合あり)
清掃のやりやすさは、接粉部がトラフのみの振動フィーダになりますが、
スクリューフィーダも工具なしで分解可能な設計にしていますので
接粉部はすべて分解・洗浄可能です。
ブリッジの発生について、ホッパーの形状やブリッジブレーカ等によって
様々な対策がしやすいのはスクリューフィーダになります。
振動フィーダは切り出しについては、たいていのものが可能なのですが
・ホッパー内の原料残量により、供給量が大きくばらつく
・流れがよすぎる原料は止めがきかないため対応不可
など、スクリューのように各種対策の自由度が ないため、弊社としては
生産用にはおすすめしておりません。
シャッター弁は、流動性のよい原料に限定されるため活用も少ないのが
実際のところです。